2014年09月17日

【お悩み相談】子守りを押し付けてくる母

子守りを押し付けてくる母

こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。






【お悩み】



長文で失礼します。

私の母は私の姉と一緒に暮らしています。

姉は離婚して、働きながら小学1年生の男の子を育てています。

この子が学校から帰ってくると、母がオヤツを食べさせてから私のところへ連れてきます。

「ちょっと見てやって」

と言って、私の息子に強引に押し付けていくのです。

私の子は、小学4年生です。

母にとっては、同じ孫同士で、同じ男の子で、年頃も近いから一緒に遊べば楽しいだろうと言うのですが、息子は学校のお友だちと外で遊びたいのです。

でも甥は、外で遊ぶことを嫌がります。

ですから息子は、甥と二人で家で遊ぶことになります。

母は

「助け合いだからね」

「小さい子と遊べば、優しい子に育つから」

と言って、息子に子守りを押し付けます。

友だちと一緒に遊んでいるところにも連れてきて

「一緒に遊んでやって」

と言って、自分はさっさと帰ってしまいます。

息子が断れば

「ワガママな子だよ!」

と言って怒り出します。

仕方なく預かれば

「優しい子だね」

と言って機嫌がなおります。

息子は、そんなにワガママなことを言っているのでしょうか?

余りにも強く言われるので、こっちが間違っているような気がしてしまうのです。







【お答えします】


これは、重いですよね。

息子くんには、負担が大きいです。

小学4年生といえば、気の合う仲間同士でつるんで、一緒に遊んだり、ケンカしたり、仲間をかばったり、みんなでちょっとした悪さをしたりしながら社会性を身につける時期です。

息子くんには、遊びたい相手と遊ぶことが、とても大切なんです。

本来外へ出ていく時期ですから、お家に縛りつけてはいけません。

甥っ子ちゃんに合わせることで、息子くんは自分の発達や成長に合う行動を取ることが制限されてしまっていますよね。

しかも、断る自由がないんですよね。

これは辛いです。



シングルマザーが子どもを育てていくのは、並大抵のことではありません。

周りの助けが必要です。

だからといって、相談者さまの息子くんひとりに余りにも頼りすぎていますよね。

これは「助け合い」なんかじゃありません。

息子くんに甘えすぎなんです。



お姉さんと話をすることは出来そうですか?

このままにしておくのは、よくありません。

と言いますのも、おばあちゃんが息子くんに良くないメッセージを送っているんです。



息子くんは、甥っ子ちゃんの面倒を見れば「いい子」と言われ、断ろうとすれば「ワガママだ」と言われるんですよね。

この状態が続けば、息子くんは自分のために生きることに罪悪感を抱き、人のために犠牲になることを選択するようになっていくかもしれません。

自分の人生を自分のために生きられないのは、とても苦しいものです。


遊びたいときに遊び、遊びたくないときには断るというのが自然です。

いくら従兄弟同士だからといって、親たちの事情を子どもが背負う必要はありません。

息子くんが自分の気もちを大切にできるように、また、断ることが許されるように、相談者さまとお姉さんとでよく話をなさってください。



すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま  中西由里でしたドキドキ



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Posted by なかにし ゆり at 18:30ゆりの独り言

2014年09月17日

カウンセリングで大切なこと

カウンセリングで大切なこと

こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。








電話相談でも、メールカウンセリングでもそうなのですが、クライアントさまから

「いつも同じ話ばかりしてしまって、すいません」

と謝られることがあります。


こういう気遣いの言葉をかけて下さるのは、ご自身が

「同じ話を聞かされるのは、しんどいなぁ」

と感じるタイプの方だったり、同じ話を身近な方に聴いてもらった際に

「もういいかげん、前を向いたらどう?」

なんて言われた経験を持つ方が多いように思います。



でも、同じ話を繰り返すのって、とても大切なことなんです。

遠慮することはありません。


失恋、浮気の発覚、離婚、大切な人との別離など、辛い出来事を経験すると、私たちはそのときに感じた感情を心の中に押し込めてしまいます。

その感情は感じるには余りにも辛いので、感じないでも済むように心に押し込めるんです。

そうやって、自分の心を守ろうとするんですね。

でも、自分の心を守るためにやった感情の抑圧が、後々自分を苦しめることになります。


感情は抑え込んで蓋をしてしまうのではなく、しっかりと感じてあげることで解放できます。

そのためにカウンセリングでは、辛かったことをお話ししていただきます。


多くの方が、最初のうちは出来事について語るのみです。

そこで何を感じたのかという話には至りません。

でも、何度も何度も繰り返し、同じ出来事についての話をしていただくうちに、だんだんと感情が伴ってきます。

抑え込んできた感情を話し、それを受け止めてもらうことで、その辛さは処理されていきます。

同じ話を繰り返すことは、抑え込んだ感情を引き出し、処理するために欠かせないプロセスです。

カウンセリングでは、どうぞ遠慮なく、同じ話を何度も繰り返してくださいね(^^♪




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Posted by なかにし ゆり at 18:22ゆりの独り言

2014年09月17日

まったくアンタは、いつになったら結婚するの!

まったくアンタは、いつになったら結婚するの!

こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。







「まったくアンタは、いつになったら結婚するの!」

「いつまで仕事を続けるつもりなの!」

と言っていたお母さん。

娘が結婚したら、今度は

「子どもはまだなの?親はいつまでも若くないんだから」

と言い始める・・・

何もかもがお母さんの価値観で決められていってしまう。

娘には娘の都合があるのに、お母さんに自分の気もちを伝えることが出来ない。

お母さんの存在が重くて、お母さんとの関係が窮屈で、とっても苦しい。




お母さんが娘の人生に踏み込み過ぎているんですよね。

このように親との距離のとり方に悩んでしまうときには、思春期にやり残した課題があることが多いです。

親には親の考え、価値観があり、それは自分とは同じではない。

そのことに気づき、親に反発するのが思春期にクリアすべき大切な課題です。

そうすることで親との分離を果たすんです。

親のことを「うざい」などと言って遠ざけたり、否定するのもこの時期の特徴。

親を大人の見本として意識しつつも、否定し反発しながら親とは違う自分を確立する、そんな時期なんです。

でもその時期に何らかの理由があって親との分離が進まないと、その後も親とベッタリくっついたまま大人になってしまうことがあります。

そうすると、親は娘の人生に干渉し続けます。

「アンタって子は、いつまでたってもお母さんがいないと何もできないのよね」

と言いながら、娘の人生を自分に都合良くコントロールするんです。


思春期にやり残した課題(=親との分離)があるのなら、今からでも遅くありませんから取り組むことです。

もっとも思春期特有の反抗的なやり方ではなく、年相応のやり方で自分の考えをハッキリ伝えるなり、親と距離を取るなりしてみてください。

おそらく親は

「私を見捨てるつもりなの!」

と、しがみついてくるでしょうが、気にすることはありません。

それは親が抱いた不安です。

その不安は親の持ち物ですから、もうこれ以上、あなたが責任を負うことはないんです。


親と物理的、心理的に距離をとろうとするとき、親に対する怒りがこみ上げてくるようでしたら、カウンセリングをご利用になってみてくださいね。

怒りをぶつければ、親だけでなく、あなたも傷つくことになります。

そうならないために、カウンセリングで怒りを安全に処理してしまいましょう(^^♪



すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま  中西由里でしたドキドキ



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Posted by なかにし ゆり at 18:18ゆりの独り言