2011年04月21日

親の離婚と子供のきもち

こんにちは。
“おかあさん目線”の幸せ夫婦コーディネーター なかにし ゆり ですicon06


両親が離婚すると
子供が自分を責めることがあります。

たとえば、母親が子供を引き取った場合
父親が出て行った理由を
子供は
「ぼくが悪い子だからだ」
と思ってしまうんです。



親に何事か起これば
子供は、その原因を自分の中に探し
自分のせいにしてしまうことで納得しようとする

ということは
これまで何度かお伝えしてきましたが
両親の離婚に直面した子供の心理状態は
もう少し、複雑です。


何の罪もない子供が、自分を責めるのは
とても痛々しいですが
実は、子供が一番気に病んでいることは
「僕が悪い子だから」
ではないんです。

子供が本当に気にしていること
それは
「僕はパパから嫌われているのかも・・・」
ということ。

自分は、父親から愛されていないんじゃないだろうか?
自分のことを愛していないから
父親は離れていってしまったのではないのか?

と心配しているんです。


子供にとって一番辛いことは
「自分は親から愛されていない」
ということを、自分で認めてしまうことです。

親から愛されていないだなんて
そんな辛いこと、絶対に認めたくないし
到底受け入れられるものじゃない。

だから子供は
自分に落ち度があることにしてしまうんです。


「パパがいなくなったのは
 パパが僕のことを嫌いになったからじゃなくて
 僕が悪い子だからだ」

そう思う方が
「パパは僕を嫌っている」
と思うよりも、ずっと気持ちが楽なんです。


認めたくもないのに、認めざるを得ないことに直面すると
人は、その原因を
自分にとって都合の良い、代わりの原因にすり替えてしまいます。
だから子供は、両親の離婚を
自分が悪い子だからだ
と思い込んでしまうんです。


一緒に暮らしていくお母さんとしては
子供の抱いた感情を否定してしまいたくなるかもしれません。
でも
「そんなことないよ」
と打ち消してしまう前に
「そう思ってるんだね。
 お前のきもちはわかったよ」
と、辛く苦しい胸の内を
一度は受け止めてあげてください。

その上で
これは、パパとママの問題なのだということを
子供に理解できる言葉で
説明してあげるといいんじゃないかと思います。

それから、毎日意識して伝えて欲しいのが
「大好き」ということば。

自分は親から愛される価値もないのだろうか
と、自信を失いかけている子供に
お母さんがしてあげられることは
「大好きだよ」
「一緒にいてくれて、ママはうれしいよ」
と、心をこめて伝えることです。



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Posted by なかにし ゆり at 11:15│Comments(0)夫にナイショの離婚講座
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