2014年08月28日
【お悩み相談】親を許さなければいけませんか?
【お悩み相談】親を許さなければいけませんか?
こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
【お悩み】
アダルトチルドレンであると自覚しています。
あらゆる人間関係が上手くいきません。
もちろん夫婦仲もです。
身近に相談できる人がいます。
その人は、親との間に確執があり、それを乗り越えた人です。
この人なら、わかってくれるだろうと思っていました。
でもそうではなかったのです。
「親を許さなければ前へ進めない」
「私に出来たのだから、あなたに出来ないはずがない」
「いつまで親のせいにするつもり」
と言っています。
そんなに簡単なことではないのです。少なくとも私にとっては。
最近、その人には親のことを話しにくくなってしまいました。
やはり親を許さなければならないのでしょうか?
【お答えします】
相談者さまは、きっと過酷な環境を生き抜いてこられた方なんでしょうね。
おそらく生育家庭の中で生き抜く術は身に付けていらっしゃるのでしょうが、そのやり方は家の外では通用しないんですよね。
むしろ反感を買う原因となってしまうことも多いです。
そして健全な人間関係を築くことに関しては、親御さんから教わる機会がなかったのでしょう。
ですから、夫婦の関係だけでなく、あらゆる人間関係が苦しいものになってしまうんですよね。
大変な状況の中、本当によく頑張ってこられたと思います。
身近に親との確執を乗り越えた方がいるというのは、救いですよね。
乗り越えることが可能なんだということを示してくれますものね。
でも今は、その方から言われたことで苦しんでいるのですね。
その方に、わかってもらいたい辛さがあったんですものね。
人は自分が通り過ぎた痛みや乗り越えた課題を軽視することがあるんです。
また、自己評価が低く、自分のことを「こんな私」と思っているタイプの人ですと、みんなは私よりも優れていると思ってしまうことがありますので
「こんな私でも出来たんだから、あなたが出来ないのはおかしい」
という見方をしてしまうこともあるんです。
それに、ひと口に「アダルトチルドレン」といっても、親の機能不全度によって、子どものアダチル度も変わってきます。
もしかすると、相談者さまは、その方よりも深刻な傷を負っているかもしれません。
前に進むために必要なのは、親を許すことではなく、相談者さまが負った傷のケアです。
(親を許すなっていう意味ではないですよ)
親との間で負った傷というのは、一生かけてケアしていくぐらいの心積りでいいと思いますよ。
時間がかかるものですから、急ぐことはないんです。
無理して許そうとして心のバランスを欠いてしまうよりは、親から傷つけられない距離をとることも大切だろうと思います。
離れた距離から親への思慕を募らせるのもいいでしょうし、親から離れた安全な場所で溜まった怒りを処理するのもいいだろうと思います。
他の人と比べる必要はありません。
「そんなに簡単なことではないのです」というご自分の感覚を信じていいと思いますよ(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 中西由里でした
・専門家ProFileでコラム執筆中です(^^♪
*「オールアバウトプロファイル」は2013年4月より「専門家ProFile」に名称が変わりました。
こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
【お悩み】
アダルトチルドレンであると自覚しています。
あらゆる人間関係が上手くいきません。
もちろん夫婦仲もです。
身近に相談できる人がいます。
その人は、親との間に確執があり、それを乗り越えた人です。
この人なら、わかってくれるだろうと思っていました。
でもそうではなかったのです。
「親を許さなければ前へ進めない」
「私に出来たのだから、あなたに出来ないはずがない」
「いつまで親のせいにするつもり」
と言っています。
そんなに簡単なことではないのです。少なくとも私にとっては。
最近、その人には親のことを話しにくくなってしまいました。
やはり親を許さなければならないのでしょうか?
【お答えします】
相談者さまは、きっと過酷な環境を生き抜いてこられた方なんでしょうね。
おそらく生育家庭の中で生き抜く術は身に付けていらっしゃるのでしょうが、そのやり方は家の外では通用しないんですよね。
むしろ反感を買う原因となってしまうことも多いです。
そして健全な人間関係を築くことに関しては、親御さんから教わる機会がなかったのでしょう。
ですから、夫婦の関係だけでなく、あらゆる人間関係が苦しいものになってしまうんですよね。
大変な状況の中、本当によく頑張ってこられたと思います。
身近に親との確執を乗り越えた方がいるというのは、救いですよね。
乗り越えることが可能なんだということを示してくれますものね。
でも今は、その方から言われたことで苦しんでいるのですね。
その方に、わかってもらいたい辛さがあったんですものね。
人は自分が通り過ぎた痛みや乗り越えた課題を軽視することがあるんです。
また、自己評価が低く、自分のことを「こんな私」と思っているタイプの人ですと、みんなは私よりも優れていると思ってしまうことがありますので
「こんな私でも出来たんだから、あなたが出来ないのはおかしい」
という見方をしてしまうこともあるんです。
それに、ひと口に「アダルトチルドレン」といっても、親の機能不全度によって、子どものアダチル度も変わってきます。
もしかすると、相談者さまは、その方よりも深刻な傷を負っているかもしれません。
前に進むために必要なのは、親を許すことではなく、相談者さまが負った傷のケアです。
(親を許すなっていう意味ではないですよ)
親との間で負った傷というのは、一生かけてケアしていくぐらいの心積りでいいと思いますよ。
時間がかかるものですから、急ぐことはないんです。
無理して許そうとして心のバランスを欠いてしまうよりは、親から傷つけられない距離をとることも大切だろうと思います。
離れた距離から親への思慕を募らせるのもいいでしょうし、親から離れた安全な場所で溜まった怒りを処理するのもいいだろうと思います。
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Posted by なかにし ゆり at 18:34
│ゆりの独り言