2014年05月31日
家庭内別居と父性の欠如
●家庭内別居と父性の欠如
こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
家族療法家のボーエンによると、人は、二者の関係に緊張感が高まると、別の誰かを取り込むことで、この問題の解決を図ろうとするのだそう。
夫婦という二者の関係がマズイことになってくると、息子を引っ張り込むとかね。
これを三角関係っていいます。
例えば、お母さんが息子を味方につけたとすると、お母さんと息子の関係は良好になります。
お母さんがお父さんの悪口を息子に話してきかせれば、母と子は結びつきを強め、お父さんを二人の共通の敵と見なしてしまうこともあります。
そうすると、お父さんは孤立してしまいますよね。
そこで、お父さんも別の誰かや何かを引っ張り込もうと、ハードワーカーになったり、浮気してしまったり・・・なんてことが起こりやすいです。
さて。
「子どものために」
という理由で、形だけの夫婦を続けているご家庭は少なくありません。
きっと、お子さんを大切に思えばこそだろうと思います。
でも、上に書いたような三角関係の状態で家庭内別居を続けると、そこには父性が欠如してしまいます。
お父さんは蚊帳の外ですから、父性が発揮できないんですね。
そうすると、さまざまな問題が起こりやすくなるんです。
お母さんが起こす問題としては
「夫への不満を発散するために、子どもを過保護過干渉でコントロールする」
なんていうのが多いですね。
過保護過干渉がエスカレートすれば、子どもだって
「いつまでもガキ扱いするな!」
っていう気もちが強まります。
そこで、暴力的な行動をとるようになってしまうことがあるんです。
お父さんという大人の男性のモデルがいれば、男らしさと暴力を履き違えることもなかったかもしれません。
また、子どもが弱い立場になることで、お母さんを支配してしまうことも少なくありません。
哀れみや同情を誘うことで、お母さんを振り回そうとするんです。
お母さんのパートが早番の日に限って
「お腹痛い、気もち悪い。ちょっと休めば治るから、学校一緒に行ってよ~(T_T)」
と泣いて、お仕事を遅刻させちゃうとかね。
お父さんに成り代わって、しっかり者になる子もいます。
「ダンナはダメだけど、息子はしっかりしていて助かるわ(^^♪」
なんて喜んでしまうお母さんもいますが、年齢よりも早く大人になるのは、両親を否定しているからです。
喜んでいる場合じゃありませんよね。
いずれのケースも、子どもにとっては負担です。
夫への嫌悪感から
「子どもに近づいて欲しくない」
というお母さんもいます。
実際に子どもが父親と接触しないようにしてしまうこともあります。
でも、家庭内別居という選択をした理由が
「子どものために離婚したくないから」
であるのなら、子どものために、お父さんが父性を発揮できるように配慮してあげてください。
シングルマザーの皆さん、心配しなくても大丈夫ですよ。
シングルマザーの生活って、計画、決断、責任の連続ですし、リーダーシップをとならければならないですよね。
そうすると、自ずと父性が発達します。
その分母性や女性らしさを抑圧してしまうこともありますが、解放させることは可能ですから、人間的にとてもバランスが良くなりますよ(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 中西由里でした
・専門家ProFileでコラム執筆中です(^^♪
*「オールアバウトプロファイル」は2013年4月より「専門家ProFile」に名称が変わりました。
こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
家族療法家のボーエンによると、人は、二者の関係に緊張感が高まると、別の誰かを取り込むことで、この問題の解決を図ろうとするのだそう。
夫婦という二者の関係がマズイことになってくると、息子を引っ張り込むとかね。
これを三角関係っていいます。
例えば、お母さんが息子を味方につけたとすると、お母さんと息子の関係は良好になります。
お母さんがお父さんの悪口を息子に話してきかせれば、母と子は結びつきを強め、お父さんを二人の共通の敵と見なしてしまうこともあります。
そうすると、お父さんは孤立してしまいますよね。
そこで、お父さんも別の誰かや何かを引っ張り込もうと、ハードワーカーになったり、浮気してしまったり・・・なんてことが起こりやすいです。
さて。
「子どものために」
という理由で、形だけの夫婦を続けているご家庭は少なくありません。
きっと、お子さんを大切に思えばこそだろうと思います。
でも、上に書いたような三角関係の状態で家庭内別居を続けると、そこには父性が欠如してしまいます。
お父さんは蚊帳の外ですから、父性が発揮できないんですね。
そうすると、さまざまな問題が起こりやすくなるんです。
お母さんが起こす問題としては
「夫への不満を発散するために、子どもを過保護過干渉でコントロールする」
なんていうのが多いですね。
過保護過干渉がエスカレートすれば、子どもだって
「いつまでもガキ扱いするな!」
っていう気もちが強まります。
そこで、暴力的な行動をとるようになってしまうことがあるんです。
お父さんという大人の男性のモデルがいれば、男らしさと暴力を履き違えることもなかったかもしれません。
また、子どもが弱い立場になることで、お母さんを支配してしまうことも少なくありません。
哀れみや同情を誘うことで、お母さんを振り回そうとするんです。
お母さんのパートが早番の日に限って
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お父さんに成り代わって、しっかり者になる子もいます。
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■ おしらせ ■
自宅でこっそりカウンセリングが受けられます
(営業時間 9:00~18:00/定休日 日曜日)
(1往復コースのみ、クレジットカードでのお支払いができるようになりました。お申込みは専門家プロファイルからお願いします)
メルマガ ” 読んで鍛える「夫婦の絆」と「離婚テク」 ” まぐまぐで配信中です。
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Posted by なかにし ゆり at 14:05
│ゆりの独り言